1 / 6おおきな かしの きに、こりすの くるみが すんでいました。よるに なっても、くるみの めは ぱっちり。「どうしたら ねむれるのかな」
オリジナル童話
1 / 6おおきな かしの きに、こりすの くるみが すんでいました。よるに なっても、くるみの めは ぱっちり。「どうしたら ねむれるのかな」
2 / 6まるい まどから、おつきさまの ひかりが すうっと のびました。「もりの しずかな おとを きいてごらん」 そう いっているようです。
3 / 6くるみが みみを すますと、かしの はっぱが さらさら、そよそよ。ことりたちも、はっぱの うたに つつまれて すやすや ねむっています。
4 / 6きの したでは、ちいさな かわが ころころ、さらさら。つきの ひかりを のせて、「ゆっくりで いいよ」 と ながれていました。
5 / 6へやへ もどった くるみは、ふとんの なかで ゆっくり いきを しました。すう、はあ。はっぱと かわの おとが、こころの なかで そっと かさなります。
6 / 6いつのまにか、くるみの めは とじていました。おつきさまは まどの そとから、しずかに にっこり。「おやすみ、くるみ」