1 / 10あめあがり、みずいろの えりまきを した こぐまが、おおきな にじを みつけました。「あの はしを わたってみたいな」
オリジナル童話
1 / 10あめあがり、みずいろの えりまきを した こぐまが、おおきな にじを みつけました。「あの はしを わたってみたいな」
2 / 10こぐまは にじへ むかって かけだしました。でも、ちかづいたと おもったら、にじは すうっと うすくなってしまいました。
3 / 10あおい ことりが とんできて いいました。「にじの いろは、やさしい きもちの なかに かくれているよ」 こぐまは いろを さがす たびに でました。
4 / 10こぐまは、ちらばった あかい きのみを ひろう きつねを てつだいました。かごが いっぱいに なると、ふたりの まわりで あかい ひかりが きらり。
5 / 10つぎは、こわれた すを なおす りすを おてつだい。こえだを いっぽんずつ はこぶと、すの まわりに おれんじいろの ひかりが ともりました。
6 / 10こぐまは、かぜで たおれた きいろい はなを そっと おこしました。はちたちは うれしそう。はなびらから、きいろい ひかりが ふわり。
7 / 10かわいた わかぎには、しかと いっしょに みずを あげました。みどりの はっぱが ぴんと ひらき、あざやかな ひかりが うまれました。
8 / 10かわを せきとめた えだを、ことりと いっしょに どけました。みずが さらさら ながれ、こざかなの そばで あおい ひかりが おどります。
9 / 10ゆうぐれ、あつめた いろが そらへ のぼりました。あか、だいだい、きいろ、みどり、あお。みんなの やさしさが つながり、にじの はしに なりました。
10 / 10こぐまは なかまたちと、にじの したを ゆっくり あるきました。「にじは とおくに あるんじゃない。やさしい きもちから うまれるんだね」