1 / 5ある よる、こねこの ミミは、なかなか ねむれませんでした。そとへ でると、ふわりと いい におい。「どこから くるのかな?」 ミミは ちいさな パンやを みつけました。
オリジナル童話
1 / 5ある よる、こねこの ミミは、なかなか ねむれませんでした。そとへ でると、ふわりと いい におい。「どこから くるのかな?」 ミミは ちいさな パンやを みつけました。
2 / 5パンやの あなぐまさんは、こまった かお。くもが おつきさまを かくし、パンの きじが ふくらみません。「わたしも てつだうよ」 ミミは げんきに いいました。
3 / 5にわの みずたまりに、くもの すきまから つきが うつりました。ミミは ぎんの ボウルで、ひかりを そっと すくいます。きらきらの つきあかりが、ボウルに いっぱい たまりました。
4 / 5つきあかりを きじに まぜて、ふたりで こねこね。かまどに いれると、みかづきの パンが ふっくら やけました。「おつきさまの においが するね」
5 / 5ふたりは みかづきの パンを はんぶんこ。ひとくち たべると、ミミの めは とろんと なりました。「おやすみ、ミミ」 いえへ もどった ミミは、あさまで ぐっすり ねむりました。